DONUTS 15th ANNIVERSARY

2022年1月21日(金)全社会にて

株式会社DONUTS創業15周年特別対談

2007年2月5日に創業したDONUTSは、今年創業15周年を迎えました。
これを記念して、約3年ぶりに代表取締役 西村×取締役 根岸の15周年特別対談が、DONUTSの全社会で実現。
創業者である二人に、経営に対する思いや社員へのメッセージ、さらに社員アンケートで募集した質問にも答えていただきました。「今までのDONUTS、これからのDONUTS」を二人が語る、貴重な対談内容を特別にご紹介します。

———この3年間で特に変わったと感じること

西村:3年前と変わらず、インパクトのあるサービスを世の中に提供できるように取り組んでいきたいです。この数年でグループ会社・業務提携先・メディアが増え「できること」は増えたので、「縦割り組織ではなく他事業と協力する」必要性は増しています。
そのために社員全員が他の事業部にも関心を持ち、「他でも活かせるのではないか」「貢献できるのではないか」という意識を持つことが重要だと日々感じています。

根岸:3年前にDONUTSの未来について「社員の『どうしたいか』によって変わるから会社の未来はよくわからない。筋書きのないストーリーだ。」とお話ししましたが、基本的に「考え方」という点では変わりません。ただ組織としては安定してきたと思います。もちろん、未熟なところもありますが、3年前に比べると各事業も伸びてきて、全体的にも事業を加速させていけるようになってきているのは良い状況だと思います。
DONUTSグループの一つ一つの事業が全て繋がりはじめ、大きな流れが出来つつあり、この事業ポートフォリオだからこそ生み出せる価値を感じています。

———DONUTSの今後の組織体制について

根岸:事業拡大に伴って様々な役割が出てきているので、必要な人材配置を行う必要があると思っています。また、まだ見えていない展開を積極的に作っていける人材も必要です。もちろん今の挑戦を固めていくことも必要ですし、さきほど西村の話にもあったように、違った領域と連携をはかっていく人材も増やしていかなければなりません。
新しい価値を生み出すためには、今あるものをうまく活用するという考え方も求められます。今後は社内の他のところに対して関心を向けやすくするとともに、そこに対してインセンティブを感じるような場面を増やしていくことも必要かもしれません。

西村:分社化するか否かは、今は明言できません。ただ目的と必要性が合致しない子会社には意味を感じないので、なんとなく分社化して子会社化しました、という会社を作るつもりはありません。

———仕事で成果を出し続けるコツ、思考法やポリシーがあれば教えてください

根岸:ズレが生じないよう、まずはゴールを明確にし、何のための努力なのかを意識するべきですね。普段からみなさんもやっていると思いますが、達成すべき事業計画やKPIを明確にして、あとはそれに向けて必要なアイデアを出し、達成できるまで実行し続けるのが良いのではないかと思います。チームで達成するために自分の強みを活かし、弱い部分はサポートしてもらいながら、目標を達成できるように意識してやっていくことでしょうか。

西村:まずは「できると思うこと」ですね。最初は難しい理由ばかり考えがちですが、スタート地点で「できる理由を考える」ことが重要ではないかと思います。その中でいろんな可能性を考えて実行していくしかありません。
そして「目の前の仕事に注力すること」ですね。他の仕事に逃げたり、できない理由を考えたりしていると結局できるモノもできないし、最初からうまくいくことなんてほとんどありません。試行錯誤を繰り返してうまくいくのが仕事ですから、その繰り返しでやっていれば大抵のことはできるのではないかと思います。

———創業者二人の意見相違が生じた場合について

根岸:意見が一致しないこともありますね。そのような場合も、通常のマネジメントラインと同じだと考えています。上長に対して最大限の情報と自分の考えを伝え、反対するくらいの違った視点を提供することが部下として重要です。最終の意思決定はリーダーが下すことです。
正しい答えが分からなくても、その中で意思決定をして皆で向き合うのが仕事ですから、自分として出せる最大限の情報と自分の考えをしっかり伝えて、あとは一任します。

西村:意見が180度違うことはあまりないので、たまに違和感があったらディスカッションして終わるくらいだと思いますけどね。

———最近お会いした中で感銘を受けた方や、情報源を教えてください

根岸:いろんな人に会って、いろんな刺激を受け、いろんなビジネスに繋げ、自分の引き出しにしています。
3年前には縁がなかったような接点も増えて、最近では某ラジオ局の代表との会食は印象深かったですね。私自身よくラジオを聞いていますので、ラジオ会社の方にお会いできる機会に恵まれたのは嬉しかったですし、命をかけて取り組んでいる気概も強く感じました。
以前と比べると事業ポートフォリオが広がってきているので、これまでは全く関係のなかった分野の方々にお会いして「一緒に何かやりましょう」というお話になる確率が高くなってきました。みなさんの業務とはちょっと違った軸になりますが、事業領域をどう拡大していくかというところに貢献していきたいと思っています。

西村:Twitterのタイラーさん(@Tyler444)のつぶやきは結構いいですね。1日3回くらい教訓のような内容をつぶやいてくれるので、自分自身を振り返って反省することもよくあります。

———これからのDONUTSが目指すもの

根岸:目まぐるしくいろんな展開があって、そこがすごく面白いと思っています。まるでNetflixでドラマを観ているようですよね。「自治体からの提案」で新潟オフィスが新たに開設された展開も、ラジオ局を中心とした動きについても、今後何がはじまっていくのかわからなくて面白いと思います。
まさに「みんなで一緒にストーリーを作っている」イメージだと思います。いかに面白いことが展開できるか知恵を出し合い、より面白く、他の人たちが想像しない展開をみんなで作り出していきたいです。

西村:今後も組織は拡大しますし、今はまだ無い事業も含めていろんなことに挑戦すると思います。でもIT企業ですから、結局はプロダクトの価値が全てです。ユーザーに喜ばれるプロダクトを作れるかどうかが全てです。
皆さんには「PRODUCT FIRST」で自分のプロダクトを最高にすることを最重要に考えてほしいです。常に「PRODUCT FIRST」で動ける組織、それが実現できればDONUTSはとても強い組織になると思っています。ここ数年間でそんな会社を目指したいです。

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